筋肉は使わないと減っていく! 筋肉を減らさず脂肪だけ落とすには?

筋肉は使わないと減っていく! 筋肉を減らさず脂肪だけ落とすには?

筋肉は筋トレなどで刺激をあたえることにより増量するが、使ってない、鍛えてない、刺激してないとすぐに減っていく。わかりやすい例でいうと、ケガなどで入院して病院のベッドの上で足をギプスで固定されたままでいると、筋肉はあっという間に委縮してしまう。それこそケガが治ってギプスを外した時には驚くほどに筋肉が削げ落ちて、足が細くなっている。

 

足をギプスで肯定された状態だとベッドの上から動くことができず、食事、入浴、トイレの時も移動できない。全く歩かず、立ち上がることもしないので、日常生活を送る上での最低限の負担さえかからなくなる。足の筋肉に一切刺激があたえられていない。長期間使われていないと体が必要のない器官だと判断しおとろえはじめ筋肉が落ちていく。こうなるとあとでリハビリの時に苦労することになる。

 

入院のような極端な例を出すまでもなく、休日、家で何もせず1日中ゴロゴロしているだけで0.1%筋肉が減っていくといわれている。土日祝日、毎回家でゴロゴロしていると、それこそ1カ月でおよそ1年分の筋肉が減っていくことになる。

 

筋肉が減っていくと基礎代謝が落ちて太りやすく痩せにくい体になってしまうので、ダイエットするのなら筋トレして筋肉が減っていくのを防がないといけない。

 

オジサンがよく言う「筋肉が脂肪に変わった」って、あれはウソ

若い頃は中学、高校、大学と部活をがんばっていて、体も鍛えられているので、筋肉も引き締まってスリムな体型をしていたが、中年になって体もタルんでユルみきって見事な中年太り体型になってくると、「筋肉が脂肪に変わった」なんて言うオジサンいるけど、そんなことはありえない。

 

脂肪とは脂肪細胞の中にある中性脂肪のことをいい、筋肉とは繊維状の筋繊維という細胞が束ねられてできたもの。細胞レベルからして別物なので、筋肉が脂肪に変わって太ることはないし、どんなに筋トレをがんばっても脂肪が筋肉に変わるなんてことはない。

中年太り

 

筋肉と脂肪では重さも違っていて、脂肪に比べて筋肉の方が重い。また脂肪は軟らかくてユルユルだが、筋肉は適度に固く締まっている。歳をとって中年太りになり、脂肪ばかりが増え筋肉がおとろえてくると、体のシルエットがタルみ始める。二重あごで二の腕がプルプルしはじめ、三段腹でお尻は下に垂れてくる。

 

中年太りを含む、いわゆる肥満とは単に体重が重いというだけでなく脂肪が増えている状態のことをいう。

 

体脂肪率で言うと、男性20%以上、女性30%以上で肥満だといわれている。つまり体重が肥満といわれる範疇でなくても、筋肉量が少なく脂肪が多いと体脂肪率は高くなる。これが世にいう隠れ肥満。

 

体重という数字ばかり気にしていると、体の中がどんなことになっているのか把握しきれず、隠れ肥満に気付きにくい。隠れ肥満にならないためにも食事制限だけに頼ったダイエットはひかえるべき。それだと前述のように体が足りないエネルギーを補おうとして筋肉を分解しはじめる。筋肉を分解させないためにも筋トレで筋肉に刺激をあたえていかないといけない。そうすることにより筋肉を減らすことなく脂肪だけを落とすことができる。

 

筋トレはいくつになってからでも始められる! 

筋トレを始めるのに遅すぎるなんてことはない!!


中年太りで体もユルみきって、アゴはタルんでお腹も突き出てきて、「今さら筋トレやってもなぁ・・・。」なんて思っているアナタ! 筋肉はいくつからでも成長できるし、筋トレに年齢制限は関係ない。事実、80歳や90歳を超えた高齢者でも、筋トレして筋肉量が増えたという研究もある。

 

筋トレを始めるのに遅すぎるなんてことはない。

 

筋肉は体の中でも新陳代謝が激しい器官なので、たとえ歳をとって長い間筋肉が激しい動きをしていなくて萎縮していたとしても、筋トレで刺激をあたえると反応して筋肉量が増えはじめる。最近ではロコモ予防のためにも、高齢者こそ筋トレを始めるべきだといわれている。

 

でもやはりそこは高齢者なので気を付けないといけない部分もある。特に骨や関節に関しては高齢者の場合、弱くなっている可能性もあるので、いきなり若い人と同じ筋トレメニューをこなすのは危険すぎる。そこは様子を見ながら慎重に進めてほしい。

 

筋肉とは違い骨や関節は一度痛めてしまうと元にもどるのは大変なので、医師に相談するなり、ジムに行ってインストラクターの指導の下で行うことをおすすめする。

 

ロコモ予防のためにも筋トレは必須!

痩せたい、ダイエットしたい、そのための筋トレについて書いてきたが、それ以外にも筋トレをやらないといけない理由がある。ロコモ予防だ。

 

日常生活を送るのに支障が出るくらい運動機能が低下した状態のことを「ロコモティブシンドローム」という。一般にはロコモと呼ばれている。日本では今、平均寿命と健康寿命の落差が問題視されている。健康寿命とは要介護、要支援の状態になく、自立した生活を送れている寿命のことをいう。

 

健康寿命は平均寿命よりも短く、その落差が大きいと、それだけ長い時間自立できていない不自由な生活をおくらないといけなくなる。なので健康寿命をできる限り平均寿命に近付ける必要がある。健康寿命が短くなっている大きな原因は、運動機能の障害による自立度の低下で、これを防ぐにはやはり筋トレしかない。

 

じつは今、ロコモは若い人の間にも予備軍が多く、40歳以上の男女の5人のうちの4人がロコモ、またはその予備軍だといわれている。しかもロコモの場合自覚症状がほとんどなく、自分がロコモ予備軍であることに気付いてない場合が多い。

 

だらかこそ将来に備えて筋トレは必須項目である。

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