脂肪の分解と燃焼にはビタミンB群不足は致命的!

脂肪の分解と燃焼にはビタミンB群不足は致命的!

ダイエット中の痩せたい人にとって、食事のコントロールは欠かせないが、一見、栄養に気を使った正しいメニューのように見えて脂肪の分解と燃焼についてはNGなメニューだったりすることがある。

 

その食事では脂肪は分解も燃焼もされない!

極端に糖質をへらした糖質制限メニュー。もともと糖尿病患者のための食事療法だったのが、ダイエットにも効果的ということで一気に広まった感があるが、効率よく脂質を分解して燃焼させるためには糖質は絶対に必要。

 

体の中に糖質が不足したままだと、TCA回路がうまく機能せず、エネルギーの生産や代謝に支障をきたす。せっかく食事に気を使っているのに逆効果になってしまいかねない。

 

居酒屋

飲み会や仕事帰りによく立ち寄る居酒屋でも、メニューやおつまみを賢く選ぶことによりカロリーをおさえることはできるが、気を付けるべきはアルコール。アルコールの分解にはビタミンB1とナイアシンが消費される。ビタミンの吸収を阻害するアルコール摂取は代謝が落ちる原因になる。

 

1人暮らしの独身男性の中には、朝食とランチは菓子パンで済ませているなんて人もいるかもしれないが、そんな食事ではビタミンB群が不足している可能性がある。とくに代謝に深く関係しているビタミンB1とビタミンB2の不足は脂肪の分解と燃焼においては致命傷にもなりかねない。

 

ビタミンB1は糖質をエネルギーに変えるのが主な働き。エネルギー源になるモノとしては糖質、脂質、タンパク質があるが、脳は糖質(ブドウ糖)以外をエネルギーにすることができないので、頭脳労働のときは糖質が必要で、その糖質をエネルギーに変えるビタミンB1もいるようになる。脳の働きを維持するためにはビタミンB1が重要な役割をはたしている。

 

ビタミンB2は糖質、脂質、タンパク質をエネルギーに変えるために必要なビタミンで、成長期に差しかかっている人、スポーツや肉体労働で体をはげしく動かす人にはビタミンB2の必要な量が増える。

 

菓子パン中心の食生活ではビタミン、ミネラルがおおいに不足してしまうので、すぐに改善を!

 

独身の一人暮らしの男性はもちろんビジネスマンに多いのが、コンビニ食や外食の組み合わせ。コンビニや飲食店で出されるサラダは食中毒を防ぐために消毒が義務付けられている。そのため切ってから消毒した場合、水溶性であるビタミンB群がその切り口から溶けだしてしまう。代謝に必要なビタミンB群が失われている可能性が高い。

 

代謝に深くかかわっているビタミンB群が不足すると脂肪の分解と燃焼が滞ってしまう。燃えにくい体ができてしまうのだ。

 

三大栄養素の代謝のカギはビタミンB群が握っている!

ビタミンB群が代謝に深くかかわっていることはわかった。ではビタミンB群を摂るためには何をすればいいのか? どのような食材にビタミンB群は含まれているのか? 体の中ではどうゆう働きをしているのか?

 

エネルギー源である糖質、脂質、タンパク質は食べ物より摂取され、使いやすい大きさに分解される。体の中で使える大きさに分解されて形を変えてTCA回路まで運ばれエネルギー源のATPとなる。これらの工程は酵素によって助けられ、ビタミンB群はその酵素を助けている。ビタミンB群は不足しやすい上に体の中にたくわえておくことができず、たくさん摂取しても使われなかった分は排出されてしまう。なのでできるだけこまめに摂取していきたい栄養素だ。

 

脂肪酸とグリセロールはエネルギーとして使わないと溜っていく一方

摂取した脂質を体に吸収するためには、まず脂肪酸とグリセロールに分解する必要がある。脂肪分解酵素リパーゼによって分解されたグリセロールは、糖質代謝が行われている解糖系でエネルギーに変えられる。脂肪酸の方は細胞内のミトコンドリア内でアセチルCoAに分解されTCA回路に流れて燃焼される。ビタミンB群の中ではビタミンB2、パントテン酸、ナイアシンがこの脂質の代謝を担当している。

 

メインのエネルギーは糖質の分解と燃焼が生み出している

糖質の代謝はグルコースがリン酸化を経てG-6Pになりビルビン酸に変換される。エネルギーとして使われる事のなかった糖は筋肉や肝臓にグリコーゲンとして蓄えられるが、それでも余った糖は脂肪になってしまう。

 

酵素がある場合、ビルビン酸はアセチルCoAに変わってTCA回路に入り、エネルギー物質ATPになる。しかし酸素がない場合は乳酸になってしまうので注意が必要になる。

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