強度の高い動作でも脂肪が燃焼する仕組み

強度の高い動作でも脂肪が燃焼する仕組み

サイクルツイスタースリム

このサイト、サイクルツイスタースリム屋 | 痩せたいダイエット本舗でも紹介しているエアロバイク、サイクルツイスタースリム。このサイクルツイスタースリムを思いっきり全力で6秒間漕ぎつづけたあと24秒間休憩する。この30秒をワンサイクルとして10回くり返す。

 

サイクルツイスタースリムを全力で漕いでいる6秒間は解糖系が主役なのは筋トレで脂肪を分解して燃焼できる!? その仕組みを解説!!で、すでに解説済みだ。

 

糖はアデノシン3リン酸(ATP)を再合成することができるが、強度の高い、激しい動作をする場合はたくさんのアデノシン3リン酸が必要になってくる。

 

再合成のカギはAMPKとPGC-1αとPFKの3つの酵素が握っている!?

糖はアデノシン3リン酸を素早く再合成できるのだが、6秒間のサイクルツイスタースリムの全力漕ぎを何回かくり返していると、その素早い解糖系の再合成も間に合わなくなってくる。そうなると体の中のアデノシン3リン酸もだんだんと少なくなってくる。前のページ筋トレで脂肪を分解して燃焼できる!? その仕組みを解説!!でも述べたがアデノシン3リン酸がなくなると筋肉が動かなくなり人間は死んでしまう。そうならないために人間の体にはAMPKという対応策がとられている。

 

AMPKとはAMP活性化プロテインキナーゼという酵素のことで代謝を調整する役割をもつ。強度の高い低いに関係なくアデノシン3リン酸の量の減りぐあいを見ている細胞の中にあるエネルギーセンサーだ。

 

アデノシン3リン酸の量がへってくるとAMPKのセンサースイッチがONになりPGC-1αという物質を生み出す。このPGC-1αはミトコンドリアの数を増やしてくれたり、今あるミトコンドリアを元気にしてくれる役割をになっている。ミトコンドリアはいわば体の中の化学工場で、中にTCA回路を持ち酸素からアデノシン3リン酸をつくりだす。ミトコンドリアが元気になったり増えたりすることで、脂肪からアデノシン3リン酸を再合成できるようになる。

 

解糖系の再合成のスピードも上がってきて、アデノシン3リン酸の数が減ってくることによりPFKという酵素が覚醒しだす。PFKとはホスホルフクキナーゼのことで、解糖系の再合成のスピードを調整する酵素のこと。このPFKの活性がニブイと解糖系でのアデノシン3リン酸の再合成スピードは遅くなり、活性化すると再合成スピードは速くなる。

 

強度の高い動作、たとえば前述のサイクルツイスタースリム全力6秒漕ぎなどを何回もくり返しているとPFKの数は増え活動も活発になってくる。すると解糖系でのアデノシン3リン酸の再合成スピードが速くなり、強度の高い動作をしてもアデノシン3リン酸の減り方が少なくなってきて、さらに強度の高い動作にも耐えられる体に改良されてくる。それにより、さらに多くの糖や脂肪を使える体になる。

 

高強度トレーニングの脂肪燃焼のカギは2つのホルモンが握っている!?

サイクルツイスタースリム全力6秒漕ぎなどの強度の高いトレーニングをくり返しているとき、脳からは成長ホルモン、副腎からはアドレナリンが分泌されている。どちらのホルモンも脂肪を分解してくれるのだが、高強度トレーニングほど分泌される量が多い。つまりゆっくりサイクルツイスタースリムを漕ぐよりも全力で漕いだ方がこの2つのホルモンの分泌量は多いということだ。

 

トレーニングの順番でよく言われているのが、筋トレした後に有酸素系が正しいとされているのは、まずは強度の高い筋トレでホルモンの分泌をうながし、脂肪を分解させてから有酸素系で燃焼させるのが狙いのため。

 

さらにこの2つのホルモンには違いがあって、アドレナリンはトレーニングの最中に脂肪を分解するのに対し、成長ホルモンはトレーニングが終わったあとから脂肪を分解しはじめる。この2つのホルモンのタイムラグのおかげでトレーニング中もトレーニング後も脂肪を燃焼し続けることができる。このような仕組みで強度の高いトレーニングでも脂肪の分解と燃焼ができるわけだ。

 

人間の体はまことにもってうまくデキているのだ。

 

じつはトレーニング後の人の体は、しばらくは代謝が高い状態が続いていて、この2つのホルモン、アドレナリンと成長ホルモンとはまた別の仕組みで脂肪の燃焼は続いている。しかも強度が高いトレーニングほど脂肪の燃焼時間は長くつづいている。つまり何もしなくても脂肪が燃焼している時間があるということ。こんなにおいしい話はない!

 

次項ではその仕組みについて、くわしく見て行きたい。

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