味覚が感じるおいしさの秘密

味覚が感じるおいしさの秘密

お酒を飲んだ後のシメのラーメンは、なぜあんなにおいしく感じるのか? お酒には当然アルコールが含まれている。このアルコールは体にとっては毒なので分解する必要がある。アルコールを分解するためには多くのエネルギーを必要とするので、体が高カロリーな物を欲している。だからお酒を飲んだ後のラーメンはおいしく感じるのは体がカロリーを必要としている結果だということ。

 

ラーメン

またアルコールは胃の内面に傷をつけてしまうので、ラーメンの油が胃の内面をコーティングして守ってくれる。だからシメのラーメンを食べること自体は間違いではない。

 

では、シメのラーメンが原因で太ってしまう人がいるのはなぜか? あれはただの食べ過ぎで、体が必要としているカロリー以上の高カロリー摂取をしてしまうから太ってしまっただけで決してラーメンのせいではない。だからといってミニのラーメンをちびちび食べる姿は、なんか情けないので頼みたくはないのだが・・・。

 

 

 

このように、味覚は体が必要としている栄養素を感覚として受け取る役割がある。今、食べたいと思った物に体が必要としている栄養素が含まれている可能性が高い。

 

女性が甘い物を好むのも同じ理由。女の人には子供を産んで育てるという重要な役目があり、そのためには当然エネルギーが必要で、そのエネルギー源を確保するために皮下脂肪が蓄えられる。妊娠するために女性ホルモンが働き皮下脂肪を蓄えるために糖分が必要になり味覚が甘い物を求める。だから女の人は甘い物が好きな人が多い。

 

少々余談になるが、甘い物が好きだというと良い人に見られる傾向がある。例えば面接の時、履歴書の備考欄にひと言「甘いもの好きです」と入れると採用率がアップするという噂があるとかないとか。まあ、信じるか信じないかはあなた次第だけど・・・。

 

味覚と嗅覚の意外と知られてない関係

鼻が詰まっている時、食べ物の味がよくわからなくなった経験はないだろうか? 実は人が物を食べている時に感じている味は、すべて味覚だけで味わっているわけではない。におい、つまり嗅覚がおよそ80%を占めている事がわかっている。

 

風邪を引いている時に食べるご飯はおいしくないし、まあそんな事をする人はいないだろうが、鼻をつまんでご飯を食べてもおいしくない。逆に味の付いていない食べ物に臭いを付ける事によって、甘い、辛いなどの味を感じる事が出来るようになる。

 

味覚と嗅覚はかなり密接な関係にあり、例えばアイスクリームなどの温度の低い、あまりに冷たい食べ物は味覚では味を感じにくくなってしまうので、味覚に訴えるよりも香料を付ける事により臭いで味を感じられるようにしている。

 

ソムリエがワインの味の違いが分かるのも嗅覚によるところが大きい。それだけ味覚と嗅覚は切っても切れない関係にある。

 

一方、納豆やブルーチーズ、くさやなどのキツイ臭いのする食べ物にハマる人がいるが、あれも理に適っている。普通はいいニオイがするものをおいしいと感じ、クサいニオイのするものはまずく感じそうなものだが、クサいと感じたものが、いざ食べてみるとおいしかった時、そのニオイと味のギャップが強烈に脳に刻み込まれる。そのギャップが大きければ大きい程脳はおいしく感じる。要するにギャップ萌え、ツンデレ彼氏にハマるのと同じ理由だ。

 

味覚が感じる食べ合わせの秘密! この飲み物にはあの食べ物のワケ!?

ビールのおつまみとして、ド定番な枝豆。ではなぜビールに枝豆が合うのか? 枝豆だけではなく他にもフライドポテトや唐揚げもビールにはよく合う。なぜか?それは血液が塩分を必要としているから。

 

ビールの主成分といえば麦芽。その麦芽を醸造してビールは製造される。麦芽には大量のカリウムが含まれている。だからビールを飲むとカリウムを大量に摂取してしまう。血液の主成分はナトリウムとカリウムからできている。だから大量にカリウムを摂取すると血液の中のバランスが壊れてしまい、バランスを保つためにナトリウムが必要になってくる。そのナトリウムを簡単に取れるのか塩。だから枝豆やフライドポテト、唐揚げなどの塩気の多い物でナトリウムを補おうとしている。

おつまみ

ビール以外のお酒、焼酎やウイスキーなどはアルコール以外の成分がほとんど入っていない蒸留酒なので、カリウムは入っていない。なので塩気の多いおつまみを欲しいとは感じず、チョコレートなどの甘い物でも十分おつまみになる。

 

辛さは後からやってくる! 辛味成分はすぐには辛さを感じない

トウガラシなどの辛い物を食べた時、ひと口目は辛くないのに、ふた口目から急に辛く感じた経験はないだろうか? これは辛味成分のある特徴が関係している。

 

5つの味の成分、甘味、塩味、酸味、苦味、旨味は、それぞれ水に溶けやすく、食べるとすぐ唾液に溶けて味を感じる事が出来る。だがトウガラシに含まれる辛味成分カプサイシンは水に溶けにくく油に溶けやすい性質を持っている。なので食べた時にも唾液に溶けにくく味を感じるまでに時間がかかってしまう。

 

辛い物を食べた時に口の中からなかなか辛さが消えないのは、水に溶けにくい辛味成分が唾液で洗い流されないために辛味が残ってしまうから。

 

ちなみに、ある芸人さんがバラエティ番組の罰ゲームで、ものすごく辛いトウガラシを食べさせられた時、辛いのが全然引いてくれない、水をいくら飲んでも治らない。と話していたが、そういう時は水よりも乳脂肪が口の中に膜を作る牛乳や、酸味と辛味が打ち消し合うヨーグルトなどがおすすめ。

 

まあ、普通の人はものすごく辛いトウガラシを食べさせられる罰ゲームなんかやらないので、全く参考にはならないが・・・。

 

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